風邪の予防

12月になりました。12月にしてはまだそれほどでもないですが、だいぶ寒い日も多くなってきましたね。整体の方も風邪でキャンセルしますという電話がちらほら出てきてしまいました。今日は風邪について書いてみたいと思います。

風邪は基本的にウィルスに感染して起こります。予防のためには感染しなければよいのです。ですので、まずウィルスを体内に入れないために、手洗いうがいなどをしっかりやることです。そこまでは誰でもわかっていることですね。外出して不特定多数の人が触るドアノブやつり革などを触るのは仕方のない事ですが、その触った手で極力顔を触らないようにします。ウィルスが体内に入るのは目・鼻・口などの粘膜からがほとんです。ウィルスがついたものを手で触り、その手で顔を触って粘膜にウィルスがふれるとそこから感染するのです。まず外から帰ったら手洗いうがいをすると同時に、外出中に何かに触れた手では極力目や口などに触らないようにしましょう。

そうは言ってもどうしてもウィルスに触れてしまったり、他人のくしゃみなどの飛沫からウィルスが体内に侵入してしまうことはあります。その対策としてヒトには粘膜に異物を排除しようとする働きがあります。それは粘膜の表面にある繊毛という組織です。例えば鼻の粘膜には異物を口の方に流していく繊毛運動があります。鼻の穴に甘味料をつけると数分後に繊毛運動で甘味料が口に運ばれて甘みを感じるというものです。口に運ばれたウィルスなどの異物は唾液とともに飲み込まれて胃で消化されてしまえば問題ありません。ところが空気が乾燥すると粘膜の水分量が減って粘土が高まり、繊毛運動が鈍くなって異物が排除されにくくなります。粘膜上にとどまったウィルスが粘膜細胞から感染して増殖すると風邪となってしまいます。そのため空気の乾燥する冬は加湿器などで空気の乾燥を防ぎ、粘膜や繊毛の働きを正常に保つことが風邪の予防には重要です。

ただどこでも加湿器があるわけではないし、外の空気は乾燥しています(太平洋側の話ですが)。その対策としてはマスクの使用が手軽でいいです。マスクをすることで鼻や口を直接触りにくくなるのはもちろん飛沫感染の予防にもなりますし、多少自分の呼気(吐いた息)を再び吸い込むことで粘膜の乾燥を防ぐことができます。一石三鳥ですね。そしてもう一つ粘膜の機能を保つのに重要なのが、水分補給です。口や気管を湿らせることが良さそうなのですが、実は水分の摂取で体の中から粘膜の水分量を増やし、繊毛の機能を正常に保つことができます。冬はどうしてもトイレが近くなるのであまり水分を摂りたくないという方も多いと思いますが、温かい飲み物などで体を温めつつ粘膜をいたわって風邪の予防をしましょう。

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