風邪の予防2

前回は風邪の予防について書きました。手洗いうがい、顔を触らない、マスクを使用する、水分補給の話でした。今回は予防というより風邪を引いてしまったらどうするか?の話です。

前回も書きましたが、風邪は基本的にウィルスに感染して起こります。細菌の場合もありますが。ウィルスと細菌の違いは、生物であるかないか、です。ウィルスは遺伝情報のRNAをタンパク質の殻が包み込んでいる物体で、生物のように代謝をしないし、自己複製をすることができません。そういう点でウィルスは生物と言えないのです。ただそれが粘膜細胞などに取り付くと中の遺伝情報を細胞内に流し込み、その情報が細胞内でウィルス自体を作り始めてしまうのです。その状態がウィルス感染なのです。細胞内で増えすぎたウィルスは細胞を破壊して他の細胞に取り付き、やがてそれが全身症状となって現れます。 一昔前まで風邪で病院にかかると抗生物質を処方されていましたが、ウィルスが原因の風邪には効果がありません。インフルエンザ治療薬のタミフルなどは抗ウィルス薬といってウィルスの増殖自体を抑える効果があるため、感染の初期であれば特効薬として使えるのです。そのようにして感染から全身症状(発熱・悪寒・筋肉痛など)が出てしまったときにはすでに体内でウィルスが増えてしまっているので、あとは自己の免疫力との戦いになります。

風邪での発熱は、身体が免疫力を上げるためにやっていることなので、風邪薬や解熱剤などで無理に下げない方がいいです。体温が上がると免疫細胞の働きが活発になります。だから風邪を引くと悪寒がし、寒く感じさせて体温を上げようと身体が働くのです。仕事や学校を休めるなら、風邪薬や解熱剤は飲まずに暖かくして休むのが一番の回復への近道です。免疫ができてウィルスを抑え込めば、汗が出てきて体温は平熱へと戻っていきます。どうしても仕事や学校を休めないときは薬で解熱をした方が身体は楽ですが、その分ウィルスの感染がひどくなるため、回復に時間がかかったり体が弱って肺炎などの二次感染につながることがあります。気を付けましょう。

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